2018年01月20日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十九話」予告編

節分イベントに備えて、サーヴァント達を育成中。巴さんのピックアップが来ますように>挨拶







*****



 ひとまず事情を説明して、シュテル達を穏便に解放してもらった。本人達は全く気にしていないとはいえ、誤解をされたままでは困る。立場上、どちらも我が子なのだから。
……自分で言っておいてなんだが、この達全員が自分の子供なのだ。自分の法術で生み出されたシュテル達と、自分の遺伝子で生み出されたディード達。本人の意志は全く関与していない。
まだ成人していない自分が子持ちとなってしまったこの現状、自分が望んで進んでいない人生なだけに、大いなる運命に容赦なく巻き込まれてしまっている感じがする。

流されるままの人生なんぞ真っ平なので、ひとまずの抵抗は試みてみよう。


「オットーと言ったか。お前もこのディードと同じく、俺の子供なのか」

「うん、僕とディードは双子。おとうさんの遺伝子から産まれた子供だよ」
「姉妹達の中で、私とオットーの二人だけがおとうさまの子供なんです」

 姉妹達というのが誰なのか言うまでもないが、あいつらの中でこの二人だけが俺の遺伝子から産み出されたようだ。よし、大量生産はされていないな。
闇の書や法術について調査するべくこの無限書庫へと来たのだが、今はとにかく後回しにして一刻も早く聖地に連絡を取りたい。具体的に言うと、あのクソ博士を殴りに行きたい。
恐ろしいほど手遅れなのだが、最低最悪でもあの野郎から俺の遺伝子は回収しなければならない。戦闘機人の話が出た時何故この可能性を考慮しなかったのか、過去の俺を引っ叩きに行きたい。

本当なら今すぐにでも連絡したいのだが、機密保持の為に許可のない通信は行えない規則となっている。ぐぬぬ、クロノがいれば――あ、そうだ。

(お前ら、クロノはどうしたんだ)

(パパを攫った女の子を捕まえに行ったよ)
(見事なバタフライを決めて現れまして、至急追跡に向かわれました)

 

*****




……あの潜水娘、単純に逃げたんじゃなくて囮役を買って出やがったのか。





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2018年01月13日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十八話」予告編

うちの嫁であるジャンヌオルタを宝具2にするべきか、狂おしく悩んでおります>挨拶







*****



 ――ところで。



*****




「お前、誰なんだ」
「おとうさまの娘、ディードです」

「また身に覚えのない家族が誕生してしまった」





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2018年01月06日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十七話」予告編

うぐぐ、ノロウィルスに感染するとは_| ̄|○>挨拶







*****



 カチューシャをつけた茶色のロングヘアーの少女、ディード。俺をお父様と慕ってきた少女は、実に真っ直ぐな刃を俺に向けて来た。父への愛情は、剣士への礼節でもあった。
相手を剣士だと認めた瞬間、竹刀に封じられていた力が解放。竹の刃は光を帯びて、浄化の閃光に燃える。大人げないなどという感傷は、剣士には有りはしなかった。
物干し竿と名付けた神刀と、ツインブレイズと名付けた双剣が激突。細腕から繰り出される剣戟は壮絶の一言、少女とは思えぬ力が込められていた。尋常な腕力ではない。

鍔迫り合いをしながらも、少女は美貌を涼しげにこちらへ向けている。ただ一点、俺だけを目にしながら。


「うまれてから今日この日を夢見ておりました、おとうさま」
「今日という日までずっと、剣を振るい続けてきたのか」
「わたしはおとうさまと同じ、剣士ですから」


 誇らしげだった。褒めて欲しいという願望ではなく、有って欲しいという宿命。自分を剣士であるのだと、自ら定めて創り上げている。
複雑であった。度し難いほどに当然と受け止めつつも、受け入れ難い反発がある。自ら剣士だと胸を張っているのに、我が子を名乗る娘が剣士である事に眉を顰めている。
顔面に拳を入れればいい。胸元に足を向ければいい。頑強であっても偏狭な剣では、俺には通じない。殴れば倒れ、蹴れば仰け反るだろう。何故、受け止め続けているのか。

具現化したオリヴィエは、力の解放を望んでいる。彼女の力であれば、少女を紙屑のように吹き飛ばせる。剣士であるのならば、倒すべきだ――だが。

「わたしの剣をごらんください、おとうさま」
「むっ……?」

「"ツインブレイズ"」


 少女が持つ双剣の刀身が、血のように紅く輝いた。魔力ではないと感じたのは、竹刀ごと跳ね飛ばされた瞬間だった。魔導ではなく物理、エネルギーによる刃の発動。
愚かしいほどに、少女は剣士であった。俺自身の思考を驚くほどトレースしている。俺が躊躇していたのを尻目に、少女は容赦なく剣士として全うしたのである。
舌打ちしながら、肩に載っていたオリヴィエを掲げる。神刀の発動、物干し竿の真価が発揮。追撃してきた少女の剣を切り払い、頭上から振り下ろした。

今度は少女も受け止めず、転がって回避。無限書庫に設置されていた図書机の間を駆け回って、距離を置いた。女の子らしい身軽さと、剣士らしい流麗さが美しかった。


「ツインブレイズ、お前の固有武装か」
「わたしの剣です、おとうさま。この剣を持って、私はおとうさまと同じ道を歩む」

「その先に待っているのは――」
「――ひとを斬ること」


 他人を斬る事が、剣への情熱を呼び覚ます事であると天狗は語っていた。言われずとも分かっている、かつての俺が覚悟していた筈だったのだから。
力押しを望まず、少女は図書机を上段から叩き斬る。意図を明確に悟った俺は、距離を詰める。はたして少女が斬った机は破片を飲み込んで、俺に押し寄せて来た。
竹刀であれば文字通り歯が立たなかったが、神刀であれば話は別。豆腐のように斬り裂いて、少女の元まで走る。人を斬るのであれば、自ら斬られる覚悟が必要だ。

叩き切ろうと決意する前に、真一文字に斬る。剣士に決意は不要、結果あるのみ――俺は、自分の娘を名乗る少女を斬った。


*****




情熱を失った俺にはもう、人への情なぞ有りはしなかった。





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2017年12月28日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十六話」予告編

本年、当小説をお読みくださってありがとうございました>挨拶







*****



 ――人間という生き物は、急に水中に引きずり込まれると、恐怖よりも混乱してしまう。その混乱が冷静な判断を乱して、溺死する要因を招いてしまう。水場のない環境では、余計に。
本棚に寄りかかった瞬間に背後から引きずり込まれて、沼の中。棚ではなく沼、底のない沼に延々と引きずり込まれていく。落下感がないのが、余計に恐ろしい。
何が起きているのか分からないまま、視界が闇に閉ざされている。考えが纏まらないまま、闇に飲まれていっている。そのままでは危険だと本能が訴えても、思考が纏まらない。

人間であれば、死んでいる。されど剣士は、人ではない――人を斬る存在だ。


「"開放"」


 時空管理局の本局においてデバイスは取り上げられる事はないが、制限は課せられる。戦闘機能は通常封じられるが、所詮竹で出来た模造品であれば規制の対象外である。
俺の命令をキーワードとして、竹刀袋に封じられていた刃が解放。剣士は生存本能よりも、殺人本能が上回る。自分への危機よりも、他人への危害を優先する。最悪の人でなしなのだ。
あらゆる封印、あらゆる常識、あらゆる倫理から解き放たれた剣が、怒りの声を上げる。心技一体、人は聖王へと転生する。

小さい子供姿のオリヴィエが、肩に乗った。





*****




"幼子であれど、我が子に手出しは許しません――粛清!"
「ウキャー!?」





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2017年12月16日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十五話」予告編

FGO。210連もやって、ようやくエレシュキガルが来てくれました。かつてない死闘だった(´;ω;`)ウッ…>挨拶









*****


 ――全く、相手にされなかった。

「何かの見間違えじゃないのか」
「子供の生首が地面に沈むのを見間違える、俺の精神状態はどうなっているんだ」
「僕達は君に対して、随分と気苦労をかけている。気遣っているからこそ、聞いているんだ」

 何度も説明しているのだが、少しも分かって貰えなかった。近くのカフェテリアに立ち寄って、コーヒーまでご馳走してもらう羽目になっている。完全に宥められている。悔しい。
レヴィに俺を尾行する人間がいると教えられて、慌てて追跡したらホラー現象。裏路地に向かった瞬間目に飛び込んできたのは、子供の生首が地面に沈む場面だった。
比喩や誇張表現でも何でもない。本当に、子供の首が地の底に沈んでいったのだ。硬い地面が底なし沼のようにどこまでも柔らかく、子供の首を飲み込んでいった。

いい加減超常現象は見飽きている俺だが、ああまで生々しく見せられると鳥肌くらい立ってしまう。

「見間違えなんかじゃない。子供の首が地面に沈んだんだ」
「ならば此処一帯を掘り起こせば、子供の生首が出てくるんだな。君の剣にかけて誓えるのか」


*****




「もしも出てこなかったらどうするんだよ!?」
「それは今、僕が聞いているんだ!」






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2017年12月09日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十四話」予告編

FGO。本日20時より、FGO秋葉原祭りのトークショーが行われる模様。クリスマス情報に期待(´・ω・`)+>挨拶









*****


 『無限書庫』とは、時空管理局が誇る一大データベースである。この書庫には古代ベルカ時代から現在に至るまでの総ての書物が蔵書されている。
ジュエルシード事件を起因とする事件に連なって浮上した、ロストロギア闇の書。ベルカ戦乱時代以前より存在する危険な魔導書について手掛かりを得るべく、閲覧許可を求めた。
本来であれば許可なぞ出る筈もないのだが、闇の書消失と蒼天の書出現という大いなる手掛かりは、次元世界を管理する時空管理局本局の重い腰を上げさせた。
近年覇権している聖王教会からの強い要望もあり、勢力図の激変を懸念する管理局は宗教組織との関係性を維持する事に躍起となり、受諾せざるを得なかったのだ。

この布石を投じたメイドは一連の事態を読み切っており、既に聖王教会が保有する聖典を狙って動き出している。


『一部の宗教権力家が管理局の足元を見てさらなる要求を出す動きが出ているから、ちょっと尻を蹴っ飛ばしてくるわ』
『もっと穏便な言い方が出来ないのか、お前は』
『あんたへの支援のおかげで大きな見返りを得たのに、余計な欲を出してくる奴が悪いのよ。
もうローゼの安全は担保できたからね、いい機会だしあんたの庭を荒らす連中を掃除してくるわ』

『……蒼天の書を餌に聖王教会と時空管理局の勢力争いを突っついて、欲を出した連中を炙り出す狙いもあったのか。本当に、色々考えているんだな』
「あんただって今からお勉強の時間なのよ、せいぜい頭を悩ませてきてね。本当は一緒に行きたかったんだけど、聖地で陣頭指揮を取らないといけないの』


*****



『どうも色々やらかしているみたいだからね、しばらく腰を据えて調整してくるわ。ディアーチェとユーリを借りるわよ』
『その組み合わせがとことん怖いよ』






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2017年12月02日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十三話」予告編

FGO。セイレム、現在四章が終了。黒幕の姿が明確に見えないだけに、不気味さがありますね>挨拶









*****


 ようやく事無きを得たと思ったらアリサがぶっ込んでくれたので、事態は更に混迷化した。沈静する筈だった闇の書事件が、一気に解決に向けて動き出したのだ。
今まで蒼天の書と闇の書は違うと主張していたのに、今度は同じかもしれないといい出す掌返し。クロノ達は逆に違うと言い出して、何がなんだか分からなくなる始末。
気持ちは分からなくもない。クロノ達より聞かされた闇の書の実態は悪辣極まりなく、余りにも手に負えない魔導書だった。だからこそ彼らも躍起になっており、同時に諦めもしていた。

それがいきなり、無害な本となったのだ。自分の手の届かないところで解決されても、信じられないだろう。

「俺が聖王教会に口利きして、聖遺物の継続調査をお願いしてみるよ。あちらさんとしても、聖遺物が安全な代物であることに越した事はないからな。
今回の件でほぼ無害なのは確定されたんだから、時空管理局による継続調査は太鼓判を押す事に繋がるからな」
「何から何まですまないな、宮本……君からの貢献に対して、公の場で感謝を送れない事が悔やまれるよ」
「ジュエルシード事件から随分世話になっているんだから、この程度の事は気にするな。それにアリサの言う通りだとすれば、俺が闇の書の主である線が非常に強くなる。
あんな話を聞いた後では、何が何でも無害であって欲しいからな。聖典の事も含めて、更なる情報の開示をお願いしたい」
「了承しましょう。このような話を聞かされた後では良介さんもさぞ不安でしょうけど、私達としては――」



*****





「分かっています、俺を監視するんでしょう」






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2017年11月18日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十一話」予告編

FGO。天草ピックアップの後は、セミラミス様ピックアップが来ないかな(´・ω・`)>挨拶









*****


 最初から結果の見えた勝負だったのに、ギル・グレアム提督の登場で随分と危うい端となってしまった分析作業。神の気まぐれとでもいうのか、何とか事なきを得た。
自分の命運を他人に託すという剣士としてあるまじき所業で冷や汗をかかされたが、終わってみれば御の字だった。ジェイル・スカリエッティは自分の仕事をしてくれた。
蒼天の書は、闇の書ではない。その結論は結果としては正しく受け止められず、時空管理局は分析データを持ち帰る事となった。ご苦労な事である。

両者共に本来は本局所属ではあるのだが、事実上本局へはクロノ達が――地上本部へ、ギル・グレアム提督が分析データを持ち帰った。


「闇の書とは指定遺失物、ロストロギアとして認定された融合型デバイスの事だ」


 聖王教会が厳重に管理している蒼天の書、聖王家の聖遺物として認定されたデータの持ち出しは本来は厳禁。データの見返りとして要求されたのが、闇の書に関する詳細情報。
蒼天の書の分析作業を終えた俺達は、早速クロノ達から闇の書に関する情報を連携される事となった。関係者一同が集まって、正式に情報が提供される。
こちらもまた捜査情報として管理されている秘匿データ、一民間人に提供されるような情報ではない。だからこそ手に入れるのが困難だったのだが、ようやく取引が成立した。



*****




八神はやてと、守護騎士達。随分と恩を受けた彼らの生活を守るべく、俺は今こそ彼らの秘密を知らなければならない。




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2017年11月11日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十話」予告編

FGO。天草ピックアップの後は、セミラミス様ピックアップが来ないかな(´・ω・`)>挨拶









*****


 化学分析技能士、ジェイル・スカリエッティ。聖王教会より派遣された彼の存在は物議を呼んだが、結局のところ黙認された。提督の名誉の為、されてしまったと言っておこうか。
元より聖王教会より正式に派遣された化学分析技能士、時空管理局最高顧問官が反対する事を世論を大いに騒がせる。時空管理局も、聖王教会も望んでいない波乱である。
それでもジェイル・スカリエッティの存在は危うく、強硬に反対する事自体は出来たが、聖女様ご本人の弁護を論破出来なかったグレアム提督に軍配が上がる事はなかった。

驚くべき弁論である、ただ感心するしかなかった――なぜかこちらにガッツポーズを送っているのは、イメージにそぐわないけれど。

「話が長引いてしまい、予定の時間をやや過ぎております。 お二方もお忙しい立場の方々、そろそろ分析作業に入らせて貰いましょう」
「騒がせてしまい、申し訳ありません。我々は異存ありませんが、提督はいかがですか」
「……やむを得まい。ただし、スカリエッティの動向は常に見張らせてもらうぞ」

「偉大なる提督殿に立ち会っていただけるのであれば、作業にも力が入るというものです」

 多くの犯罪者を黙らせた提督の眼光に対しても、ジェイルは慇懃無礼な態度で畏まるばかり。肝が座っているのか、気が触れているのか。何にしても、面倒な男ではある。
シスターであるドゥーエに案内されながら、考えを張り巡らせる。そもそもの話、ジェイル・スカリエッティは何故この分析作業を引き受けたのだろうか。
ローゼの要請が発端となったのは事実だろうが、今のような論議を招くことくらい想像がつくはずだ。管理局の重鎮の前に立つリスクまで背負って、わざわざやって来た理由とは何か。

確かトーレが俺を聖王だと認めた起因は、闇の書の主だと誤認した事だ。となると――


(元闇の書である蒼天の書を、ローゼの要請を機に分析したいのか。厄介だな……万が一、あの魔導書が本命だと言われてしまうと)

 
 聖地での一連の事件では常に味方とはなってくれたが、そもそも本心が読めない男ではある。俺に興味を持っているようだが、その興味の行く末は何処にあるのか。
聖地のような波乱を望んでいるのであれば、平穏な結果を望んではいないだろう。蒼天の書が元闇の書である事自体は、真実なのだ。闇の書だと言われてしまったら、どうしようもない。
そう考えてみると、ヤバイ気がする。今までの勝負事は到底勝ち目のない戦いであっても、戦いを行うのはあくまで俺だった。だが、今回は違う。

もっとも重要な局面を、ジェイル・スカリエッティ本人に任せてしまっている。勝敗は、あの男の匙加減にかかっているのだ。



*****




(ローゼの奴、つくづく面倒な事をやってくれたな……分析結果は、俺個人の意志は反映されない。この土壇場で裏切られたら、終わりだ)






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2017年11月04日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十九話」予告編

FGO。うぐぐぐ、ミッションが地味に辛い。絆レベル3は多少高くないですかね(´;ω;`)ウッ…>挨拶









*****


 ジェイル・スカリエッティ、ジュエルシード事件においてクローン人間を製造する計画「プロジェクトF」に携わっていた科学者。フェイトや月村すずかの製造者。
この男の処遇については非常に繊細で、聖王教会でも賛否が分かれている。ただし時空管理局と聖王教会では、ジェイル・スカリエッティに対する見方が全く異なっている。
聖王のゆりかごを保有する教会は、あの大型戦艦に関する膨大な知識を持つ彼を取り込みたい。聖王のゆりかごを危険視する管理局は、彼を聖王教会から引き離したい。

重要なのは、どの組織も刑罰を用いて処断する方針が無い事だ。彼の罪を追求するのは、組織の闇を暴く事に繋がってしまうから。

(今度は、僕から追求させてもらうぞ。これは一体、どういう事だ)
(すまん、うちのアホが余計な気を遣ってしまった)

 そしてどの組織にも所属していない俺は、問答無用で仲介役をさせられている。言うまでも無いが一番面倒で、一番厄介な役目である。余計な仕事をさせやがって。
ローゼの気遣いについて察せられないほど、俺も愚かではない。いい加減社会の仕組みくらい、少しは理解してきたつもりだ。世の中に偶然な悪意など存在しない。
こちらとしては、蒼天の書の解析作業は公正に行って貰いたい。蒼天の書が元闇の書である事を重々承知の上で、思う存分暴いてもらいたいのだ。

しかし、時空管理局は違う。蒼天の書が何の問題もない事に越したことはないのだが、闇の書であった場合でも好都合ではあるのだ。

聖王のゆりかご発見に"聖王"降臨で、聖王教会という宗教組織は隆盛を極めている。時空管理局との関係も見直す動きまで出ているのだ。
比べて時空管理局は事件の黒幕である最高評議会が暴走して、地上本部や本局まで足並みが乱れている。両者の力関係が傾きつつあり、憂慮されているのだ。

時空管理局と聖王教会との間に壁はないが、互いに組織である以上力関係は非常に重要となる。立法組織や宗教組織であっても、権力は常に重視される。

だからこそ聖王教会側に失点が出てくる事を、時空管理局側は望んでいる。陥れるような悪意はない、ただ力関係を再度傾けたいのだ。
聖遺物である蒼天の書が闇の書であれば、聖王教会の権威に傷がつく。その傷こそが、教会を斬り込む機会となり得るのだ。

ならば、この分析作業で偽装工作を行う事だってあり得る――ローゼはその点を懸念して俺に気を遣い、人自に介入したのだ。



*****




(気を遣ったとは、どういう事だ。あの蒼天の書に、何か問題でもあるのか?)




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2017年10月28日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十八話」予告編

FGO。励ましてくれた皆さん、過去に大爆死した武蔵ちゃんが来てくれましたよ(´;ω;`)ウッ…>挨拶









*****


 ジュエルシードに続く一連の事件を起こした黒幕が、管理局最高評議会。旧暦の時代に次元世界を平定した者達が、その次元世界を見守るために作った組織が最高評議会である。
黒幕と判明してから調査させたところ、この管理局の最高意思決定機関は通常運営方針に口出しすることはないと言う。その彼らが動き出したからこそ、強く警戒していた。
地上本部に介入して人事を大々的に采配して、自分達が選ぶ指導者を操って管理世界の支配をより盤石なものにしようとしている。だからこそ、地上本部の動向を常に見張らせていた。

自分のそうした動きに気付かれたのか、逆に見張らせたからこその一手なのか――彼らは本部ではなく、本局に介入したのである。


(これはどういう事だ。地上本部と本局の関係は年々悪化していると、お前は前に言っていたじゃないか)
(悪化しているとはいったが、関係は断絶されていない。当然だろう、目的や手段は違えど同じ組織なんだ。連携を取る場合だってある)


 クロノに文句を言っても仕方がないと分かっているが、他に言える相手が居ないので勘弁してもらいたい。それほどまでに、ギル・グレアムという男は厄介だった。
この男についても、現地の白旗に調査させた。かつては艦隊指揮官や執務官長を歴任し、現在は現場からは退いて顧問官として勤めている。輝かしい戦歴を収めた人物である。
「空管理局歴戦の勇士という誉れ高き名を与えられ、今でも本局の偉大な提督として強い影響力を誇っている。俺のような管理外世界の民間人なんぞ及びもつかない存在だ。

時空管理局と敵対していない俺とこの男が争う理由は本来ないのだが、ロストロギア関連で常に立場が異なってしまっている。味方ではないが敵でもないという、厄介な立場の男だ。


(それに近頃、本局と本部の関係は急速に見直されている。本来関係するべきことだが、"あの方々"が積極的に動いているという点で僕達も警戒している)
(上から仲良くしろと命じられたくらいで、関係なんぞ急に回復できないだろう。強権を働かせた時点で、頭ごなしになるんだぞ)
(君の言いたいことは分かる。しかし、今の時点では話が別だ)
(と、いうと?)

(もう一方の繋がり、聖王教会との関係だ。"聖王"が降臨して聖王教会台頭のベルカ自治領は宗教組織ではなく、宗教国家として成り立っている。
聖王のゆりかごを保有する聖王教会が隆盛を極めるこの時代、時空管理局としても一致団結して規模を拡大していく動きが見られている)


 かつて聖地で起きた、覇権争い。傭兵団や猟兵団、果ては人外や異教の神まで争っていた激戦を制して、ベルカ自治領は"聖王"の名の下に宗教国家となった。
世界最大戦力のロストロギアである聖王のゆりかごまで堂々と保有している聖王教会は、時空管理局からの干渉を拒む動きも出始めている。ロストロギア規制に対して不一致の見解が出ているのだ。
聖王教会そのものは、今でもロストロギアや古代魔法文明と呼ばれる古代の遺産を管理する使命を持っている。聖王のゆりかご保有に対する意見の相違が出ているだけだ。

調査結果に基づいた俺の見解に対して、クロノは若干異論を唱えた。


(確かに聖王のゆりかごが最大の焦点となっているが、時空管理局が目を尖らせているのは全く別だよ)
(? 聖王教会は、他に何か持っていたっけ)
(何をとぼけたことを言っているんだ。皆が神経を張り詰めているのは他でもない、君の存在だ)
(お前こそ何を言っているんだ。俺はローゼを聖女の護衛とした時に、"聖王"の権限を否定したじゃないか)

(君自身はそうであっても、君が保有する戦力が問題だ。現在の白旗を省みてみるといい。
あのユーリ君達を筆頭にした君の娘達に加えて戦闘機人達で構成された騎士団、聖騎士にすずか君達私有勢力、そして竜の一族まで君の管理下に収まった。

聖地で起きた戦争では、君の白旗がほぼ無傷で敵勢力を残らず鎮圧したんだぞ。国家戦力級兵器でも歯が立たない君達の台頭に、管理局が戦々恐々とさせられている)


 ……もしかしてユーリ達が、俺の子供だと認知されてあれほど大喜びしていたのはミッドチルダの状況を知っていたこともあったのだろうか。
悪化していくばかりだった本局と地上本部の関係が見直されるほどに、時空管理局は聖王教会と白旗に神経を尖らせている。ユーリ達の存在はその筆頭候補だろう。
彼女達の戦力はロストロギア級、次元世界を改変する程の力を持っている。強大な力は幸運も悪運も招いてしまう。戦士ではなく戦力として扱われるほどの規模が、彼女達。

宗教組織や立法組織でも持て余す彼女達を、俺は何の躊躇いもなく我が子として受け入れた。その事実が、彼女達は本当に嬉しかったのかもしれない。

(彼が来た以上、覚悟を持って態度を示さなければならない。君の意見は今でも変わらないのか)
(当然だ。自分自身の責任で済むならまだしも、お前達の協力を経て今に至ったんだ。感謝こそすれ、後悔はないよ)



*****



(了解だ。それでこそ、僕の誇れる友人だよ。安心してくれ、彼が来ようと君に対する協力は決して惜しまない)
(お前を疑った事はないよ。今日の仕事も無事に乗り切ろう)
 





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2017年10月21日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十七話」予告編

FGO。剣豪ピックアップ2、開催。段蔵ちゃんを召喚するべく、本気を出しますぜ(´・ω・`)+>挨拶









*****


 聖王のゆりかごで発見されたとなっている、蒼天の書。聖遺物となった魔導書の分析作業は教会内でも賛否を招いたが、好奇心と興味という点においては皆共通していた。
聞いた話では聖王家の聖遺物は他にも幾つか歴史上発見されているが、完璧な形を保っているのは数少ない。他でもない聖王のゆりかごと、聖遺物となった蒼天の書のみである。
本物なのか、偽物なのか、実のところその点についてはどうでもいい。聖王教会が聖遺物と認定した以上、本物でなければならない。暴き立てる必要性は皆無だった。

そしてクロノ達にとってもまた、蒼天の書の真偽はある種どうでもよかった――彼らの注目は、闇の書であるかどうかについて。

「時空管理局側より同席するのは執務官のクロノ、捜査官のメガーヌ。その二人は分かるけど、どうしてお前まで一緒に来るんだ」
「言っておきますけど、私はデータ解析は得意分野なの。執務官秘書として必須技能なんだから」

 エイミィ・リミエッタことメスゴリラの同行に俺自身は難色を示したが、舌を出して拒否された。可愛げの無さは相変わらずで、鼻息を鳴らしてやった。
個人的に嫌だと言うだけで、実際のところクロノ達の身内が蒼天の書の分析作業に同席するのは非常にありがたかった。最高評議会の手駒が来れば、面倒な事になりかねないからだ。
クロノ達も分析作業に私情を持ち込まないだろうが、少なくとも中立でいてくれるのは間違いない。悪意や害意がないだけで、こちらとしては十分だからだ。

蒼天の書は、闇の書ではない。正確に言えば、闇書のではなくなっていると言っていい。腹を探られても、痛くも痒くもなかった。


「俺から聖王教会に話こそ通したけれど、よく左遷されたお前達にこんな大任を許してくれたな」
「誠にありがたい事に、三役の方々が口添えして下さったんだ。メガーヌ捜査官より、御三方に話を通して頂いている」
「聖地での一連の事件を通じて、御三方も事情を察して頂いているわ。何より私の息子である君からの推薦とあっては、あの人達も安心して太鼓判を押せるものね」

「捜査官の身内として思われているのか、俺!?」
「あんたの場合、それ以上でしょう――全く、何でこんなのを信頼しているのかしら、あの人達……」

 クロノやメガーヌの信頼の篭った言葉に、エイミィはあくまで懐疑的だった。実際はエイミィが正しいので、俺としては苦笑いを浮かべるしかない。
蒼天の書の分析作業依頼は、あの御三方が直々に話を通して下さっている。交渉役として非常に頼れる人達で、自分としてはトップの座を喜んで譲りたかった。
至らぬ自分の補佐をお願いした、あの時の自分を褒めるべきかどうか。時空管理局の地上本部や最高評議会の強制介入を退けられるあの人達は、一体何者なのだろうか。

不思議と、俺は自分からあまり知ろうとは思わなかった。多分この先も彼らが自分から話してくれるまでは、調べたりしないだろう。


「君からの同席者は聖騎士殿と、現地で合流予定のシスタードゥーエか」
「もう少し人員を入れたかったんだが、関係者以外の同席は出来る限り遠慮して欲しいとの教会からの要望なんだ」
「聖遺物として認定されたばかりの蒼天の書を、管理局側からの強い要望で分析作業を依頼しているんだ。疑惑を持っていると、誤認されても仕方がない」

 なるほど、確かに闇の書の事を知らない第三者から見ればそう思われるのか。クロノ執務官の冷静な分析に、俺は心から感心させられた。
発見されたばかりの聖遺物に対して、調べさせろと言っているのだ。教会からすれば、偽物だと勘ぐられていると思いこんで当然だった。
むしろ全ての事情を知っている俺が真っ先に気付かなければならなかったのだが、そういった配慮を全くしていなかった。うぐぐ、人の上に立つのは本当に難しい。

常に相手の視点に立った考え方をしなければいけないのだが、社会経験の少ない俺には難しい作業だった。精進しなければならない。

「教会からは聖女様直々の同席、補佐役としてシスターシャッハとヴェロッサ査察官が抜擢されたようだ」
「聖遺物の分析だ、教会指定の査察官が加わるのは当然だろう。シスターも聖女様の秘書的役割を担っておられる、どちらも適任だな」
「聖女様同席となれば単なる共同作業ではなく、歴史的立ち会いとなるでしょうね。聖遺物認定は、ベルカ自治領にとっては一大ニュースだから」

 聖女の同席は正直俺も驚いたのだが、本人がいたく乗り気だと教会通の娼婦が念話で熱く語っていた。自分は留守番の分際で、なかなかの熱狂ぶりである。よく聖女の事を、我が事のように語れるものだ。
話題にこそ出さなかったが、今や聖女の護衛となったローゼも加わる。教会内の作業だから護衛なんぞいらないと言ったのに、あのアホ野郎は自分から名乗り出たらしい。会いたくなかった。
厄介払い出来て精々しているのに、あいつは相変わらず抜群の存在感を発揮している。国境線どころか世界線まで超えているのに、何かと連絡を取ってきやがる。やかましかった。




*****




ひとまず分析作業に向けて、各陣営からの選出者は揃えられた。




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2017年10月14日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十六話」予告編

FGO。英霊剣豪七番勝負、開幕!>挨拶









*****


 その後も交渉を粘ってみたが妥協点が見つからず、いまいち成果を上げられなかった。かと言って時空管理局という組織や、クロノ達という人間自身に非があるのではない。
俺に落ち度があるのであればゴリ押しするし、相手に非があるのであれば狙い撃ちする。双方共に問題がないのであれば、結局妥協点を探るしかない。
犯罪者を取り仕切る立場であれば、犯罪者の確保に協力は出来ない。妖怪は人間ではないので司法の範囲外という指摘も試みてみたが、人外が跋扈する異世界では全く通じなくて頭を抱えた。そりゃそうだ。

これで相手が悪党であれば舌打ちの一つでもしてやったのだが、善人揃いの大人達はお茶菓子まで出して俺の苦労を労ってくれた。同情するなら金をくれという言葉は、案外名言かもしれない。

「難民となった妖怪達が百鬼夜行となって地球から溢れ出してしまえば、時空管理局の管轄になるかもしれないな」
「馬鹿な脅しをかけて、自棄にならないでくれ……君の提案こそ受けいれられないが、君の苦労については理解しているつもりだ。
早く解決するべく先走るよりもまず、改善を目指して努力していこうじゃないか」

 難民の受け入れ先を無理強いしてまで決めるのではなく、現状出てしまっている難民に対してどう配慮するべきか考えるべきだとクロノは諭す。最上ではなく最善という、現実的な意見。
どんな問題でもすぐに解決できるのは、映画の中だけの世界。問題の解決には本来時間がかかるものだと、厳しい異世界を管理する側の意見には重みがあった。実際、その通りだとは思う。
俺だって、夢想家ではない。お伽噺の主人公ではない以上、名案一つ出して解決なんて真似は出来ない。すぐに解決するのではなく、失敗を多く重ねながら解消していくしかない。

その程度は分かっているつもりなのだが、今のところ何の解決にもなっていないのは歯痒い。


「とりあえず、今日のところは矛を収めましょう。問題点を時空管理局と共有できたことだけでも、一つの成果よ。ボーダーラインは見えたのだから、後は詰め寄っていくだけよ」
「お互いの是非を、時空管理局の議事録に残せたのです。後で何を言われようと、突き付けられますよ」

「……宮本。君のメイドと娘が一体何を考えているのか、素直に白状してくれ」
「……悪いな、クロノ。俺にもサッパリ分からない」


 交渉役と頭脳役が揃って、不敵な笑みを浮かべているのが怖すぎる。この二人は特にこの交渉の場でも一体賛否を述べていないので、余計に不気味だった。
冷や汗をかいているクロノに当たり障りのない言葉で誤魔化したが、少しだけ分かった事がある。アリサとシュテルは天才だが、多分この問題の解決策自体は本当に持っていない。
その理由として、そもそもそんなものがあるのであればすぐにこの場で披露するはずだ。敵ならともかく、クロノ達は味方である。出し惜しみする理由はない筈だ。

多分解決策ではなく、それこそクロノ達が言うような改善案があるのだろう。理想論ではなく現実案、時間がかかるからこそ準備が必要だということか。


「君からの交渉については、こちらも一考する。僕達も君の世界で職務を行う立場だ、職権こそ使えずとも一個人としてでも力になれるぞ」
「そうだな、難民への対応については正直経験不足で苦慮している面が多々ある。相談させてくれ」

 そもそも俺は一介の剣士、政治家でも退魔師でもない。難民となった妖怪達を急に預けられても、どうしていいのかそもそも分からない。クロノ達の協力は実にありがたかった。
話に聞いたところ、リンディ達本局側のみならずゼスト隊長達本部側でも異世界での難民問題に関わった経験はあるらしい。地球より遥かに広い世界だ、難民の一つも出てくる。
ロストロギア関係の事件となれば、国家レベル規模で被災者が出てしまう。世界規模の破壊が起きれば、国や世界を失った難民が出るのは仕方がない。そうした対応もしてきたのだという。

だったら難民の受け入れ先くらいありそうなものなのだが――

「管理外世界がネックとなるのか、どうしても」
「だから言っただろう、君の苦労は理解出来ると」


 本当に天国でもあればいいのだが、クロノ達の善意だってどうしても限りがある。何でもかんでも受け入れられるほど、この世界は優しくなんてないのだ。
そう考えると、見捨てるという選択肢が一番早い解決なのだろう。恐らくクロノ達も、そうした選択があったはずだ。悩んで、悩み抜いて――解決できなかった事も、あったのだ。

だからこその、理解。彼らに全てを押し付けられなかった。



*****




「今度は、僕達からの交渉をさせてもらいたい――聖王のゆりかごより発見された聖遺物、蒼天の書の分析作業について話し合いたい」






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2017年10月07日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十五話」予告編

FGO。明日のマチ★アソビによるFGO情報の発表が気になる(´・ω・`)>挨拶









*****



「――つまり難民となった多くの妖怪達の為に、未開の地を開拓する許可が欲しいと?」
「次元世界には、今でも手付かずの土地が残っているだろう。住めそうな土地を紹介してくれ」
「それを執務官である僕に堂々と求めるとはいい度胸だな、宮本!」

 若手キャリアのエリート執務官様に懇願してみたが、怒られてしまった。俺にしては珍しく事前に手続きしたのに、怒られる結果は同じだというのは納得がいかない。
夜の一族の姫君達に国内封鎖する勢いで引き止められてしまったが、必死で帰国を果たした俺は早速入国管理局を通じてクロノ達に面会を求めた。
彼らはここ管理外世界へ左遷された身分だが、だからといって地球に引き篭もっている訳ではない。職権自体は与えられているので、通常業務は行えている。

次元航行艦アースラで巡回業務を行っていた彼らにアポイントを取り、此度の戦争の経過報告を行ったのだが――


「何でだよ。どうせ管理外世界として放置されている惑星とか世界とか、腐るほどあるだろう。妖怪の住処にするくらい、かまわないじゃないか」
「君が降伏させた妖怪達は、反人類を語っていた勢力だと報告にあるぞ?」
「うむ」
「平然と頷かないでくれ!? 誤解を恐れずに敢えて言わせてもらうが、テロリスト予備軍を確保する真似はさせられない」


 テロリストという表現は過激ではあるが、そもそも全人類抹殺に賛同していた魑魅魍魎である。時空管理局執務官に言われてしまえば、全くもって反論できない。
人類抹殺の最先鋒だった天狗一族は、戦争までふっかけて来たのだ。表沙汰にならなかったのは天狗一族ではなく、俺が率いる白旗が配慮したからだ。
万が一主要各国に存在がバレていれば、全面戦争となっていただろう。ユーリ達や妹さんがいたから穏便に制圧出来たが、隕石を落とす力すら持った連中である。相当、やばかった。

本気で世界に反旗を翻していれば全人類抹殺とまではいかずとも、主要各国に隕石の雨が落ちていたかもしれない。


「妖怪達の原理は弱肉強食、強い者に従う原則が徹底されている。俺達が実力で鎮圧したから、奴らは必ず従うさ」
「更生させたと言いたいのだろうが、口では何とでも言える。敗北したから、世界を乱した罪が贖える訳ではない」

「ちっ、分かったよ。無理を言ってすまなかった、じゃあな」


*****




「――待て、聖王教会に掛け合うつもりだろう」
「なぜ、俺の行動を先読みできる!?」
「君はすぐ安易な方向に流されるからだ。君がきちんと納得するまで、僕は帰さないぞ」
「拘束する権利はないだろう、離せ!?」
 




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2017年09月30日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十四話」予告編

FGO。ダヴィンチちゃんアップ、水着ネロ様を召喚した後だと微妙である(´・ω・`)>挨拶









*****


 反人類勢力と呼べば大袈裟に聞こえるが、全人類の滅亡を真剣に願っているのはほんの一部であるようだ。天狗一族はその代表であり、最大勢力と言ってもよかった。
この勢力に加わっている大半の妖怪達は、結局のところ自分達の利益を求めているだけだ。現代社会は人類が構築した以上、人類が排除されれば廃墟の世界が残されるのみだ。
有力な勢力であった天狗一族の尻馬に乗れば、安泰。実に庶民的だが、そうでもしなければ妖怪達は生き残れない時代なのだろう。伝承や伝説は、時が経てば消えてしまう。

そうした反人類勢力を説得すること自体は天狗一族に任せれば容易いのだが、全勢力を取り込める程俺の器は広くない。

「どうして俺が連中の面倒まで見なければいけないんだ。お前らがやれよ」
「私共としても王子様にご面倒をおかけするのは本意ではございませんが、"夜の一族"に取り込まれる事に反対する者達が多いのですわ」

 天狗一族の主戦場は海外だったので、夜の一族の姫君達とコンタクトを取るのは難しくなかった。長であるカーミラの元へ、全員が馳せ参じてくれた。直接呼び付けてもいないのに。
婚約者であるヴァイオラは天狗一族との戦争と聞いて、クリステラソングスクールを休んでまでドイツまで駆け付けてくれた。夫の帰りを待つのは妻の務めとの事、剣士の嫁候補と名乗るだけの気概はある。
セミロングとなったイギリスの妖精は少女から女となって美しさが磨かれており、他人には見せない微笑みで俺の無事を喜んでくれた。戦争と聞けばやはり心配となるらしい、無傷であった事も大きい。

何より直接逢うのは世界会議以来だ、異世界へ出向していたのもあって随分長く感じられる。携帯やネットで話すのもいいが、やはり直接逢うのとでは訳が違う。男と女とでは、特に。

「夜の一族は妖怪達の中では、今や最大勢力なんだろう。歴史も長い一族の庇護に入れるのであれば、安泰を願う連中にとっても本望な筈だ」
「良くも悪くも長きに渡る歴史が今の複雑な因果を招いているのだ、下僕よ。我から言わせれば下らぬ因縁にしか思えぬが、夜の一族に対して複雑な感傷を抱く者達も多い」


*****



「……人間と妖怪との確執の方が長いように思えるのだが」
「今は、人の世の時代だ。長いものに巻かれるのは何も、人だけの理ではない」
 




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2017年09月23日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十三話」予告編

FGO。マーリンピックアップ、惨敗でした(´;ω;`)ウッ…>挨拶









*****


 妹さんと山神との決闘に決着がついた事で、天狗一族と夜の一族との戦争は終結。人妖融和を掲げた俺の勝利は、歴史の影で囁かれる程度の戦績で幕を閉じた。表沙汰に出来ないので当然だが。
自然の形態を歪ませる大規模戦争であっても、ユーリ・エーベルヴァインの強力な結界の中では世界に何の影響も与えない。世界の人々は何も知らず、今日という日を平穏に生きている。
天狗の長である山神を討伐、天狗の強者達を龍の精鋭者達が屈服させて、天狗一族は降伏。反人類の最先鋒だった天狗一族の降伏は、人外社会に大きな激震を起こしたと言える。

人妖融和を掲げている以上、俺も他人事では済まされない。非常に面倒だが、戦後処理は確実に行っておく必要があった。孤独が、恋しい。


『我らの理想を妨げる怨敵を、たった一戦でよくぞ討伐した。やはりお前こそ、我が下僕に相応しき戦士である!』
「お褒めに与り恐縮とでも言っておこうか。一応お伺いを立てるが、天狗一族はどうする」
『即刻一族の長の首を刎ね、蝙蝠の餌にしてくれる。愛しき下僕の命を狙った挙句、我が一族の面子を踏み躙ったのだ。一族皆殺しでも飽き足らぬわ』
「蝙蝠に何を食わせるんだ、お前は」

 夜の一族の新しい長カーミラ・マンシュタインは、ご立腹であった。戦功を機嫌良く讃えながらも、謝罪賠償請求を無視した暴挙に堪忍袋の緒が切れている。
無茶苦茶だとは言わなかった。一族だと名乗っているが、人外社会において夜の一族とは国家に等しい勢力である。威厳を保ってこそ国家、舐められたら終わりだ。
謝罪賠償請求を行った使者に危害を加えた上に、夜の一族に宣戦布告を行ったのである。これほどの暴挙を平然と行われて呑気な顔で許していたら、夜の一族全体が侮られる。

人外魔境にとって、討伐とは人殺しとイコールではない。殺し合いですら彼らにとっては手段でしかなく、命の価値は問われない。

剣士にとっても同様である。高町なのは達ならば自分の命が狙われようと許せる器量を持っているが、剣士は敵の命を斬る存在。命を断つ事に怯えているようでは務まらない。
此度の戦は名目上、夜の一族と天狗一族の戦争。実際は俺と山神との私闘であり、主義主張の激突でしかないのだが、侵略戦争の大義なんて所詮は名目に過ぎない。


*****



夜の一族の長の意向を承った上で、こちら側からの要求を伝える――カーミラの了承を得たところで、俺は敗北者と最後の交渉を行った。






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2017年09月16日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十二話」予告編

FGO。超高難易度イベント「幽谷にて」、クリアーできず。山の翁、強すぎる(´;ω;`)ウッ…>挨拶









*****


 月村すずかは、受動的な少女である。強さを求めて日々修行を積んでいるが、最強を目指していない。友人知人、家族や仲間であろうと果し合いを求められても断固として断る。
競争社会の中で生きながら、他人との競争を一切行わない。他人と自分を比較せず、社会や世界に埋もれて生きている。他人に興味を持たず、自分に関心はない。
自己否定も自己肯定もせず、自分の生き方に沿う人生。一族より孤独と囁かれていた少女は今、孤高として讃えられている。月村すずかという概念が独立した、存在。


妖怪ともいわれる伝説上の生き物は、彼女を目にして思い知る――この少女こそ世の理を超えた存在、"妖"であるのだと。


「夜の一族の王女……これほどの存在とは!」
「月村すずか、剣士さんの護衛です」

 妖とは日本古来のアニミズムや、八百万の神に深く根ざしている存在。この者の存在こそ、森羅万象に神を見出せる在り方。古来より人が恐れ、そして畏れられていた存在。
時代毎に人が超自然現象と感じる事象の範囲は異なるが、過去の時代へ至るほどにその範囲は広かった。だからこそ他ならぬ天狗の長、歴史の目撃者は恐れ入る。
否定的に把握された存在や現象は妖怪になりうるという表裏一体の関係がなされていた天狗にとって、孤高の存在は絶対的に許せないものであった。
思い出話は美しく、過去は何よりも残酷だ。昔と今を比較してしまえば、自分が変わってしまったと思い知る。

老いてしまったのだと、思い知らされるから。

「あり得ぬ……あり得ぬ筈がない。貴様のような妖が今の世に、存在できる道理はないわ!」


*****





「貴方の言っている事は、正しいです」






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2017年09月09日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十一話」予告編

FGO。ネロ祭開催、スキル石のボックスガチャということで鬼のように回しまくります( ゚д゚ )クワッ!!>挨拶









*****


 人にて人ならず、鳥にて鳥ならず、犬にて犬ならず、足手は人、かしらは犬、左右に羽根はえ、飛び歩く者。伝承にみえる天狗一族の長は、白髪の老人であった。
山岳信仰の深さを物語る山神である天狗の長、山伏を中心とする天狗の信仰は仏教に続く神秘観山岳信仰に結びついており、一族の頂点に立つ長は神威の域に達している。
天狗として世にあだなし、業尽きた後も再び人身を得ており、自尊心と驕慢を体現したかのような容姿。一本歯の高下駄を履いて、羽団扇を持って君臨している。

俺を睨みつける視線は苛烈そのもので、その眼光で人の命を奪える鋭さを秘めている。


「再び相見えたな、人の子よ」
「戦場での再会とは因果なものだな、天狗の長よ」

「……邪悪なる龍を率いるその器、如何にして磨き上げた。平和に濁りし日輪の国で手に入れたとは到底思えぬ」
「命短し人の時間が、俺を育ててくれた」
「ほざきよるわ。人妖融和などという夢想を唄うものが、人外魔境に飛び込んだというのか」

 無表情で肯定する。虚言を述べるのは無意味、さりとて真実を説明する間柄ではない。無言での肯定は真実とは遠いが、必ずしも否定とは為りえない。
異世界ミッドチルダのベルカ自治領、あの聖地は戦場であった。猟兵団や傭兵団、聖王教会騎士団に時空管理局、人外の怪物に戦闘機人、魔女にマリアージュ、挙句の果てに神の出現。
三ヶ月間の悪戦苦闘が、俺を鍛えてくれた。剣を捨て、剣の意欲も失ってしまったが、人として得られたものは大きかった。だからこそ、向き合える。

かつては恐怖していた山の神を相手に、同じ土俵に立てている。


「共存を唱えながら、強敵を排除するというのか」
「理想との矛盾を追求しているつもりならば、この戦争における本質を理解していないと言わざるを得ないな」
「どういう意味だ」
「お前達が見る人の愚かな歴史とは、決して繰り返されてはいない。あんたと俺との戦いは、人と人外との戦の歴史に連なるものではない。
今日此処で初めて、決するものだ。お互いの理想を背負った上で、敗北を決める。その為の戦いだ」

「人と天狗ではなく、儂とお前との宿命を決する戦――さりとて」
「お互い、部族を率いる者。ゆえに、戦争となる」


 部族同士の一騎打ち、一族を率いる者との決闘とは単純な一対一とはならない。王と王、二人の王による決闘はお伽噺でしか描かれない。現実における戦争は悲惨の一言に尽きる。
可能な限りの手を尽くして、白旗と天狗一族との戦争にまでこぎ着けられた。人と人外との決戦であれば、世界を巻き込む戦乱となっていただろう。
この構図にまで持っていくのに人脈によるコネを使ったというのだから、人とは何とも罪深い。いざ尋常に勝負と、単純に持っていければどれほど楽であったか。

だからこそ俺は、戦争の渦中でこう叫ぶのだ――ここまで導いてくれた人達に、報いるために。



*****





「剣士として、"いざ尋常に勝負だ"」
「――人間風情が、小癪な」






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2017年09月08日

「Eternal Advance Chapter 22 "Singing voice of a spirit" Action12 願寺」予告編

FGO。ネロ祭開催、スキル石のボックスガチャということで鬼のように回しまくります( ゚д゚ )クワッ!!>挨拶









*****


"マスターの生命反応を感知"
"見つかったのね! 何処に居るの!?"
"……"
"何処に居るのよ、ソラ。早く教えなさい!"

"感知できないのですか、ユメ?"
"っ……"

"『負の意識』に脅かされたのですね"
"う、うるさい、うるさい!"
"人を知ることで、人の負に触れる。負の意識に脅かされたのであれば――"
"黙れと言っているでしょう!"


"貴女は、人を知らなかったのですね"


"し、知っているわよ。人間なんてどいつもこいつも、バカ揃いの無能じゃない!"
"マスターは人間ですよ"
"ますたぁーは特別。ただ一人の、ユメのますたぁーだもん!"
"カルーアと呼ばれる赤子も、人の子です"
"あの子はこれから、おねーちゃんのユメがきょーいくするの!"

"貴女を友達というシャーリーという少女も人間です"
"あ、あんなの、単なる家来で――"


*****




"貴女に歯向かったツバサは、殺さないのですか?"






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2017年09月02日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第五十話」予告編

FGO。クラス別ピックアップ開始、星五アサシンがほしいのですが恒常なんですよね(;´・ω・`)>挨拶









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 伝説の聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒト本人が俺の身体を的確に動かす技法、ネフィリムフィスト。この技には、未熟な剣士において致命的な欠点が存在する。
欠陥ではなく、欠点。荒御魂オリヴィエ・ゼーゲブレヒトが繰り出す技そのものは完璧であり、完成された聖王技を持ってすれば御神流奥義の一つをも体現出来る。
ただし俺の身体を使用しているとは言え、俺を動かしているのはあくまで取り憑いた荒御魂本人。俺の知識を完全共有して、師より学んだ技を発現してくれたのだ。


つまりネフィリムフィストを解除してしまうと、俺自身では技の再現が行えない。体が全く覚えてくれないのである。


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『格闘ゲームでどれほど勝利を積み重ねても、強さを讃えられるのは操作するプレイヤーだもんね』
『何を言っているのか分からないが、微妙に間違えている気がする』





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基本は無料プレイ。ESO-ID「ryou123」、一緒に遊びましょう(´・ω・`)+


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posted by リョウ at 13:48| 大阪 ☁| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする