2018年01月06日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第六十七話」予告編

うぐぐ、ノロウィルスに感染するとは_| ̄|○>挨拶







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 カチューシャをつけた茶色のロングヘアーの少女、ディード。俺をお父様と慕ってきた少女は、実に真っ直ぐな刃を俺に向けて来た。父への愛情は、剣士への礼節でもあった。
相手を剣士だと認めた瞬間、竹刀に封じられていた力が解放。竹の刃は光を帯びて、浄化の閃光に燃える。大人げないなどという感傷は、剣士には有りはしなかった。
物干し竿と名付けた神刀と、ツインブレイズと名付けた双剣が激突。細腕から繰り出される剣戟は壮絶の一言、少女とは思えぬ力が込められていた。尋常な腕力ではない。

鍔迫り合いをしながらも、少女は美貌を涼しげにこちらへ向けている。ただ一点、俺だけを目にしながら。


「うまれてから今日この日を夢見ておりました、おとうさま」
「今日という日までずっと、剣を振るい続けてきたのか」
「わたしはおとうさまと同じ、剣士ですから」


 誇らしげだった。褒めて欲しいという願望ではなく、有って欲しいという宿命。自分を剣士であるのだと、自ら定めて創り上げている。
複雑であった。度し難いほどに当然と受け止めつつも、受け入れ難い反発がある。自ら剣士だと胸を張っているのに、我が子を名乗る娘が剣士である事に眉を顰めている。
顔面に拳を入れればいい。胸元に足を向ければいい。頑強であっても偏狭な剣では、俺には通じない。殴れば倒れ、蹴れば仰け反るだろう。何故、受け止め続けているのか。

具現化したオリヴィエは、力の解放を望んでいる。彼女の力であれば、少女を紙屑のように吹き飛ばせる。剣士であるのならば、倒すべきだ――だが。

「わたしの剣をごらんください、おとうさま」
「むっ……?」

「"ツインブレイズ"」


 少女が持つ双剣の刀身が、血のように紅く輝いた。魔力ではないと感じたのは、竹刀ごと跳ね飛ばされた瞬間だった。魔導ではなく物理、エネルギーによる刃の発動。
愚かしいほどに、少女は剣士であった。俺自身の思考を驚くほどトレースしている。俺が躊躇していたのを尻目に、少女は容赦なく剣士として全うしたのである。
舌打ちしながら、肩に載っていたオリヴィエを掲げる。神刀の発動、物干し竿の真価が発揮。追撃してきた少女の剣を切り払い、頭上から振り下ろした。

今度は少女も受け止めず、転がって回避。無限書庫に設置されていた図書机の間を駆け回って、距離を置いた。女の子らしい身軽さと、剣士らしい流麗さが美しかった。


「ツインブレイズ、お前の固有武装か」
「わたしの剣です、おとうさま。この剣を持って、私はおとうさまと同じ道を歩む」

「その先に待っているのは――」
「――ひとを斬ること」


 他人を斬る事が、剣への情熱を呼び覚ます事であると天狗は語っていた。言われずとも分かっている、かつての俺が覚悟していた筈だったのだから。
力押しを望まず、少女は図書机を上段から叩き斬る。意図を明確に悟った俺は、距離を詰める。はたして少女が斬った机は破片を飲み込んで、俺に押し寄せて来た。
竹刀であれば文字通り歯が立たなかったが、神刀であれば話は別。豆腐のように斬り裂いて、少女の元まで走る。人を斬るのであれば、自ら斬られる覚悟が必要だ。

叩き切ろうと決意する前に、真一文字に斬る。剣士に決意は不要、結果あるのみ――俺は、自分の娘を名乗る少女を斬った。


*****




情熱を失った俺にはもう、人への情なぞ有りはしなかった。





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posted by リョウ at 12:00| 大阪 ☀| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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