2017年04月15日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第三十話」予告編

風邪を引きました>挨拶









***


 道場破りに続き高町道場への殴り込み、主犯がデブであれば目的も容易く看破出来る。昔から自分の欲望に忠実だったあいつの目的は明らかだ――ひたすら挑発めいた行為を続けて、『俺からの』挑戦を待っている。
自分に関心さえ払わずに孤児院を出て行った俺が、よほど許せなかったのだろう。歯牙にもかけないという事は、俺にとっての自分は奪われるだけの弱者であったと烙印を押されるのに等しい。弱肉強食の理、略奪者は略奪される側を気にもかけない。
とはいえ、孤児院を出た俺は一文無しの浪人者。天下を取ると息巻いて当てもなく出て行ったところで、広い世界に潰されるだけ。孤児としての不遇を思い知っているデブは立身出世すべく火を吐く思いで努力し、由緒正しき名家の養子となり、俺を嘲け笑う。

だが俺は異国の地で数々のテロ事件を解決して、英雄となった――俺本人の認識はともかくとして世界中からそう絶賛されている事を知ったデブは、今度こそブチ切れた。


「一番良い解決方法は、このまま無視する事だな」
「順調にエスカレートしているから、その内勝手に自滅してくれるわね。高町美由希さんとの勝負も、試合という観点で見れば一本取られているもの」

 デブの心境を考えれば酷いにも程がある提案を、ガリは平然と肯定する。俺の過去をトレースするのであれば、俺の強敵達と戦い続けなければならない。どれほどの実力なのか定かではないが、このままあいつが勝ち抜けられるとは思えなかった。
俺が今生き残っているのも、家族や仲間達が助けてくれたからだ。あいつにも今強力な後ろ盾はいるが、仮にも名家がこのまま全肯定するとは到底思えなかった。世の中努力だけではどうにもならない壁というものが、厳然と立ちはだかるからだ。
実際に戦えるかどうかはさておいて、俺にとって道場破りの先にあるのは果てしない地獄である。死にかけた事は、一度や二度ではない。傷付き、疲れ、倒れる。人間である以上、必ず限界は訪れる。

ただし――


「あいつの執念深さを考えると、死ぬまでやめないだろうな」
「あなたの関係者を含めて、大勢を傷付けるでしょう。あなたに迷惑をかけている以上私も手を打つけれど、どれほど企てを阻止したところで挑戦し続けるでしょうね」
「……俺を追い落とすまで?」
「貴方から、全てを奪うまで。絶対に、不可能だけど」
「まあ、強力な護衛や騎士団がついていてくれるからな」
「それもあるけど――」
「? 何だ」


***



「貴方には、私がいるもの。あの子が貴方から、私を奪うのは不可能だわ」





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posted by リョウ at 12:53| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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