2017年01月28日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第十八話」予告編

FGO、監獄イベント復刻。高難易度イベントは、ネロ祭レベルを期待>挨拶








***


 話を聞けばギンガと同じく、ディエチも妹達が心配で探しに出たようだ。本当なら両親に一言断ってから探しに出たかったらしいが、ウェンディの無駄な行動力がとにかく心配でやむを得なかったと謝罪された。
気持ちは実によく分かる。単に飛び出したと言うだけならまだしも、ウェンディは単身聖地にまで出向いて兄に会いに行った過去を持つのだ。どこまで冒険に出るのか、分かったものではない。
海鳴で収まる範囲ではなかった場合、不法入国となって子供といえど罰せられる危険がある。特にウェンディは戦闘機人、時空管理局に目をつけられれば終わりだ。心配になって当然だろう。

ウェンディの件については納得できるのだが――

「人探しを行う過程で何故に人助けまでしているんだ、お前は」
「今日から、私はお兄さんの妹になるから」
「だから何なんだ?」
「お兄さんは目的を達成する過程においても人助けを行ったと、ウェンディから聞いているよ。すごく立派なことだと思う」
「聖地で兄さんが王として認められたのも、そうした日々の行動による結果なんですね。尊敬します!」

「本当は目的を第一に達成したかったんだよ、俺は!?」
「……本人からすれば気の毒な話だよな」

 俺の苦労を分かってくれるのはアギト一人だというのが、我ながら悲しい。他人の為にいらん苦労をたらふくさせられて、異世界で三ヶ月以上もかかってしまったのだ。死ぬかと思ったんだぞ。
本当に立派なのは他人の行動を見本に、自分で行動できるディエチのような人間だろう。ギンガも模範として律する行動を取っており、清楚で正しき人間であろうと努めている。
だからこそ二人は、大人びて美しいのだろう。出来た妹達だと自慢したくならないわけではないが、この線を踏み越えれば本当の家族になりかねないので自重しておく。

妹として面倒を見る覚悟は出来ているが、本当の兄妹となるのとでは意味合いが異なってくる。他人と家族との境目は、慎重に見極めなければならない。

「スバルの奴は先程見つけて、俺の身内に今探しにも行かせている。さほど時間をかけず、見つけられるだろうよ」

「私はとにかく、ウェンディが心配。町から出ていないといいんだけど――ごめんね、お兄さん。妹達の捜索に集中するべきだった」
「いいさ、心配しなくていい。ウェンディの居所は既に掴んでいる。今人をやって、迎えに行かせているところだ」
「そうなんだ……すごいよ、お兄さん。私はなかなか見つけられなかったのに」
「やはり兄さんと私達は運命で結ばれているんですね。きっと兄さんの妹になるために、私達は作られたんです!」
「お姉さんはお兄さんの事になると、平気で恥ずかしいことを言うんだから……でも、私もそうだと嬉しいな」

 ――ふと思ったのだが、戦闘機人達は自分の境遇を悲観的には感じていないようだ。クアットロ達も己の出自を恥じず、己の機能を誇りに堂々と存在している。
人間としては欠陥もあるのだろうが、己の境遇を不幸に思っていないという点でも俺とよく似ている。人間かどうかなんて、俺達には些事であるのだろう。人ではなく、自分とは常に何か問うている。
俺はあくまで剣に拘っているのと同じく、ギンガやディエチは善行を積んで兄のような存在となる事を望んでいる。俺達はそうして、確固たる存在となろうとしているのだ。

単なる人よりも、人外の連中から学ぶべき点が多いというのは何とも皮肉を感じる。



***



「それで、何とも手のかかる妹は何処にいるんだ」
「ウェンディやスバルの所在が分かっているのなら、後は"ノーヴェ"だね」



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posted by リョウ at 14:03| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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