2017年01月14日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第十七話」予告編

キングハサンと剣式は呼符と石十連分で撤退>挨拶








***


「紹介しておこう。こいつも俺の妹分である高町なのは、この海鳴で何かあればこの"姉貴分"に頼れ」
「な、なのはが、おねーちゃんですか!?」
「この子は"スバル・ナカジマ"、異世界からの移住者といえばピンと来るだろう」
「はい、えーと……お話には伺っておりましたので、そうかもしれないと思っていました!」

「ひとまず歩きながら、お互いに近況を話そうか。スバルと言ったな、俺はお前の母親と父親となる二人に頼まれて探しに来たんだ」
「! おとうさんと、おかあさん……うわーん、ごめんなさいーーー!」 

 軽く話しかけただけなのに、華麗に回れ右して逃げ出す青い髪の少女。弱腰かつ臆病なガキンチョの割に声を投げかける隙さえ与えず、その場から逃走してしまった。事前情報がなければ唖然としていただろう。
特筆するには値しない事態である。スバル・ナカジマは戦闘機人、常人を遥かに超えた身体能力を持っている。機械じかけの改造人間であるのならば、逃げ足の一つくらい早くなるというものだ。
感情一つであれほどの身体能力を発揮できるというのは、実際凄いものだ。時空管理局の上層部が目をつけるのも頷ける。ガキの時分から鍛え上げれば、必ず将来は優秀な戦士へと成長するだろう。

だが、この海鳴は俺の縄張りである。奴らの好き勝手にはさせないし、あいつに自由気ままに暴れさせる訳にもいかない。

「なのは、捕まえろ」
「!? りょ、了解です!」

 高町なのはは高町道場の娘であるのに、運動神経は別段優れていない。ただし喫茶店の娘でもあるので頭の回転は優れており、客商売で機転も利く。俺の命令一つで全てを察して、首に下げた赤い宝石を掲げた。
高町の剣を選ばず、ミッドチルダの杖を手にした魔法少女。かつては邪道だと唾棄したものだが、あの子は魔法によって他人を救ってきた。他人を斬ることしか出来ない剣士より、よほど人間的に出来ている。
バリアジャケットを装着したなのはは瞬時に宙へと舞って、真っ直ぐに進んでいく。戦闘機人と魔法少女の追いかけっこ、機能の検証としてはなかなか見応えのある勝負。博士にレース結果を教えてやろうかな。

アギトも想定外の事態には慣れたもので、俺の肩に飛び乗って前方を仰ぎ見ている。

「どうする? アタシも手伝いに行ってやろうか」
「あの様子だと無理に連れ戻しても号泣される危険がある。高町なのはというワンクッションを置いた後に、改めて話す事にする。
まさかあれほど怖がられるとは思わなかった。確かにガキンチョの頃は、親の説教が何より怖かったもんだ。俺の場合は、口うるさい保母だったけど」


***




「はは……お前、随分と他人との接触に慣れてきたな」
「……言われてみればそうだな、自然になのはにスバルを追わせていたよ」






神姫プロジェクト、プレイ中。ID「10912599」、よろしくお願いしますφ(..)


劇場版の評価が気になる(´・ω・`)


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posted by リョウ at 11:29| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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