2016年04月08日

「To a you side 第九楽章 英雄ポロネーズ 第七十三話」予告編

オブリビオン、プレイ中。単なるサブイベント一つ一つでもドラマが有って非常に面白い(´・ω・`)+>挨拶





***



「その冷酷な殺意、その凍て付いた眼差し――いいわ、すごくいい。"わたし"の遺伝子が濃厚に刻まれている証ね」
「世迷い言は地獄の鬼にでも思う存分語れ」
「たとえ魔王であってもわたしと語る資格はないのよ、うふふ。"黒炎"」

 大広域氷結魔法コキュートスによって氷柱に捕らわれていた暗黒の魔女が、たった一言呪文を紡いだだけで解き放たれる。業火の戦場を凍らせた暗黒のブリザードが、漆黒の邪炎によって蒸発させられる。
自分自身が解き放った極地的な暴風雪が一瞬で溶解させられた事実に舌打ちしつつも、ディアーチェに動揺はない。巨大な氷柱から飛び出した魔女が抱擁してくるのを察し、有無を言わさず蹴り飛ばす。
上空からの猛烈な蹴撃が直撃したはずなのだが、魔女の浮かべる歓喜に陰りはない。おぞましく向けられる妖艷に周囲は身震いさせられるが、上空を飛来するディアーチェは王の威厳を持って迎え撃つのみ。

ロード・ディアーチェ。彼女が俺から受け継いだのは、剣士が持つ非情と暴虐性。攻撃タイプは俺とは違う、遠隔攻撃型。愛用の杖エルシニアクロイツを、容赦なく突きつけた。


「魔女を騙る貴様の稚気など、王たる我が全て飲み込んでくれるわ。"ダークドレイン"」


 猛然とディアーチェに接近する魔女を中心に、闇のオーラによる敵陣が展開。高精度かつ高密度な魔法陣はディアーチェの濃密な魔力により、攻撃と吸収を同時に行う大魔法へと発展する。
ロード・ディアーチェが法術により備わった新しき才能、魔力の吸収。ユーリ・エーベルヴァインに比べれば小規模ではあるが、優しいあの子に比べてディアーチェの魔法には一切の容赦がない。
吸収するのはあくまで魔力だが、魔導師にとって魔力は生命線。吸収されれば消耗し、略奪されれば摩耗する。奪い尽くされたら、生命の危険だってあり得る。魔力吸収はそれほど恐ろしいスキルなのである。

ディアーチェの才能と才覚は、遺憾なく発揮されている。剣士の無慈悲さを継いだ我が娘は、親と同質の魔導師に対して何の慈悲も与えなかった。


「我が父と違い、貴様は所詮魔女を気取る哀れな小物よ。拠り所である自分を全て奪われれば、死ぬしかあるまい」
「正しいわ、愛しき我が子。"わたしがわたしで無くなるのであれば、生きている価値などないもの。わたしはわたしだからこそ、意味がある」
「手加減など期待せぬことだ。父と同一などとほざく貴様なぞ、死すら生温い!」

「さあ、我が子ディアーチェ――わたしから全てを、受け取りなさい」

「馬鹿な、我がエルシニアクロイツにヒビが――我に匹敵する魔力量だとっ!?」

「どうしたの、ディアーチェ。私から全てを奪うのでしょう、何もかも奪いなさい。

さあ、さあさあ、さあさあさあ、さあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあ
さあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあ
さあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあぁぁぁぁぁぁ―――!!

あーーーーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」



***





"我が娘、ロード・ディアーチェ。魔女を討伐せよ"

"承知した、父よ"








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posted by リョウ at 23:02| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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