2009年02月28日

蜀編『赤壁の戦い』

赤壁の戦いへ>挨拶


歴史の交差点、蜀編の修羅場へ突入。
覇道を歩む曹操様に二国が逆襲する日が来ました。
魏編では哀切の最終回を迎える契機となった戦いですが、
蜀編では正当な歴史の歩みとして、主人公が生き生きと戦いに望んでいます。
呉の武将や国主と軍議を行い、的確な提案を出して彼女達を驚かせました。
歴史でも有名な武将や軍師を凌駕する器ではないにしろ、
与えられた役目は見事に果たしていたと思います。
蜀の国主である劉備は最後に承諾するのみ――何故絶大な信頼を得られるのだろう(つД`)

では、本話で400話目となったヴァンドレッド小説の予告を公開。
ここまで御付き合い下さった皆さんには、本当に感謝しています。
長期連載となっていますが、今後とも宜しくお願いします。


***

 ニル・ヴァーナと"ヴァンドレッド"の復活。二つの奇跡の再現は艦内に巣食っていた絶望を吹き飛ばした。
男女の艦の再融合により、穴だらけだった両艦も修復。分断されたクルーも合流する事が出来た。
最前線で戦うドレッドチームやメラナス軍も、"ヴァンドレッド"の殿により徐々に危険から遠ざかりつつある。
生存者と負傷者でごった返す、監房の隣の空間――第二医務室で、ドゥエロ・マクファイルは現在の状況を耳にしていた。

「……なんか、ドクター嬉しそう」
「そうか? フフ……そうかもしれないな……」

 苦境を覆した二つの奇跡、見事に起こした友人達を思うと口元が緩む。
カイ・ピュアウインドにバートガルサス、尊敬する友人達は死を乗り越えて自分の役割を果たしている。
生きていてくれただけで嬉しいのに、目を見張る活躍を成し遂げているのだ。
自分以外の事で喜びを感じられる日が来るなど、仕官学校時代では夢にも思っていなかった。
生きているという事だけでただ嬉しい――生の実感があった。

「ドクター、メディカルマシーンが空いたよ。ドクターも怪我を治さないと」
「私は後回しでいい、患者を優先してくれ。使用順などの判断は君に任せる」
「……うん、分かった!」

 大抵の怪我や病気を治す医療装置。メジェールの最新技術が使用された、マグノ海賊団を支える治療方法。
幼子のパイウェイがナースとして所属出来る最大の理由だった。
ドゥエロと出逢う前は気分で務めていた仕事だが、医療現場の現実を知った今では役目の重さに息を呑む。
それでも白衣を血に染めて治療を続けるドゥエロを見ると、躊躇する自分に恥ずかしさを感じてしまった。
同時に大事な仕事を任された嬉しさもあり、パイウェイは自分を奮い立たせて患者達の元へ急ぐ。

「フゥ……」

 最悪は免れそうだが、戦い続ける事は不可能。ドゥエロはそう確信した。

***


カイ・ピュアウインド、バート・ガルサス――そして、ドゥエロ・マクファイル。
最後の男もまた、自分の役目を真剣に考える。

男達の戦いは続く――


→私のHP





DMM10周年記念で、今だけたった「1000円」――って1000円だとΣ(゚Д゚)
「アリサ・ローウェル」の本来の結末が見れます、うおーん(つД`)
posted by リョウ at 23:22| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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