2020年10月07日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第百二十五話」予告編

バニー祭、お疲れ様でした(´・ω・`)ノ>挨拶




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 殺すつもりでいく――本当に俺が死んでしまったら、この女はどう思うのだろうか。
現実を受け入れてくれればまだいいが、現時点で赤の他人を息子と誤認するほどの狂いぶりだ。真実を受け入れる可能性は、皆無に等しいだろう。
どう転んでも俺はともかくとして、俺の仲間は殺されてしまう。ミッドチルダを始めとする次元世界は、間違いなく崩壊するだろう。世界を腐敗する怨念を防ぐ術はない。

汚染された仲間達は生命の剣が浄化しているが、あの剣を大地から引き抜かれたら終わりだ。まずはあの女を、俺に集中させなければならない。

「いきますよ、愛する我が子よ――ジェットステップ」

 稲妻の如き蹴り足で迫り来る、聖王オリヴィエ。発動していた神速を一旦解除して、真正面からぶつかり合う選択を取った。
感覚を極限化する神速を用いればオリヴィエが相手でも対抗できるが、持続性の高い技術ではない。月村忍と神咲那美の補佐がなければ、本来発動も出来ない技なのだ。
ユーリとキリエ達の強化により単独でも可能となっているが、その実効性が逆に阻害となっている。一人で感覚を全て補えてしまうのは、単純に負荷が高まるだけなのだ。

俊足の追い足から繰り出される凄まじい蹴りに、肘を落としてしのいだ。

「御神流、枝葉落とし」

 御神美紗都が才能も何もない俺に対して、単純に剣技の知識だけを叩き込んだ訳ではない。あの人は徹底して、俺を見捨てたりはしなかった。
当時利き腕を失った挙げ句衰弱した見すぼらしい俺に対して、非力でも繰り出せる技を教えてくれた。その一つが、組技である。
そもそも御神流は、剣技だけには留まらない流派だ。時代が多様化し、武術が近代化していく中で、御神流は必要に応じて技術を拡大化していった。

オリヴィエの蹴りを防いだその流れで、彼女の肘を極めつつ投げ飛ばす!

「私を相手に組技とはいい度胸ですね、プラズマアーム!」
「あだだだだだだ、ぐっ……この野郎!

 相手の肘で自分の腕を挟んで投げようとしたら、拳に電撃変換させた魔力を纏わせて攻撃される。直接接触で伝わる電撃に身悶えする。
視界に火花が飛び散るが、歯を食いしばって彼女を引ききりつつ投げ落とす。聖王オリヴィエが大地に叩きつけられて、地面が悲鳴を上げて轟いた。
そのまま投げ飛ばされた相手の顔面に肘を再び落とすが、オリヴィエは身体を横転させて回避。地面に被弾してしまい、大地が割れる。

横転したオリヴィエはその勢いを利用して下半身を跳ね上げて、俺の背中に踵を落とす。背骨が折られると本能が警鐘して、俺はそのまま前に突っ込んでオリヴィエの腹に頭突き、

可憐な少女とは思えない腹筋の厚さに、額に衝撃が走る。脳みそが飛び出る衝撃にくらくらするが、構わず上半身を起こしてタックルをかました。
倒れてくれれば可愛いものをオリヴィエは容易く受け止めて、俺の上半身を掴んで一回転。ジャーマンシェパード真っ青の回転技に、俺は豪快に上空へ投げ飛ばされた。

天地がひっくり返る衝撃に目眩がする中で、オリヴィエが態勢を立て直した。


「殺すつもりでいくと、宣言しましたよ。インパクト――」
「"絶招"」
「――キャノン!!」

「浮月双雲覇!!」

 「絶招」とは中国拳法における奥の手であり、切り札を意味する称号である。
聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトが放ったインパクトキャノン、本人が練り上げた巨大な魔力の塊を拳で打ち出して上空に飛来する俺を攻撃してくる。
直撃したら、骨まで粉々になる一撃。投げ飛ばされた衝撃で、俺は態勢を立て直すのも困難。回避なんて出来るはずがなく、俺は腹を括った。

高町なのはとの精神融合、相手の精神と自身の精神を同調させて第三者的に相手の体験や記憶を共有できる。飛空も、なのはからの体験により模倣できている。

彼女が家族とする鳳蓮飛が必殺とする、浮月双雲覇。城島晶との喧嘩でも使用されるこの技は、あいつと毎日のように鍛錬した俺も当然体験できている。
空中を投げ出された状態で空を踏み切って、上空からの二段蹴り。一撃目でインパクトキャノンの拳と衝突し、二撃目でかろうじて拳を蹴り飛ばした。


インパクトキャノンはそのまま進路を変えて、遥か彼方の岩山へ向かい――頭頂から破壊して、瓦礫の山と化した。


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「人に向かってやる技か、これが!?」




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posted by リョウ at 18:07| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする