2020年10月01日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第百二十四話」予告編

バニー祭、お疲れ様でした(´・ω・`)ノ>挨拶




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 不幸中の幸いだったのは、人魔一体ネフィリムフィストによって聖王オリヴィエの技を再現していた点にある。
孤独を望んでいた過去では絶対になし得なかった、自己の他者憑依。武王であったオリヴィエが取り憑くことで、彼女の絶技がこの身で再現できていた。
あの時の一体感は悔しいが充実しており、才無き自分が天下無双を実現できることに武者震いしたものだ。自分で何とか再現できないか、自己鍛錬にも明け暮れた。

聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトの強さ、そのこびりカス程度はこの体に染み付いている。

「俺の大事なナハトヴァールを襲ったんだ、まず一発殴らせろ」
「……っ」

 口上を述べるオリヴィエに容赦なく一撃。横っ面を張り飛ばすと、目を見開いて彼女はよろめいた。信じられないと言わんばかりに、驚愕に満ちた顔をして。
自分に母親はいないが、母と呼べる女は確かにいた。心の底から親だと思ってはいなかったが、育ててくれた恩はあった。恩による情が何もないといえば、嘘になる。
薄っすらと浮かんだ罪悪感は、孤児院で過ごした日々はすぐに打ち消してくれた。スパルタと言い切れる教育は、愛情という名の拳骨で思い知らされている。

たとえ親であろうと、どれほど可愛い我が子であろうと――親子であろうとも。

「もう一発――」
「――なるほど」

 逆手より追撃をかけたその瞬間、目から火花が飛び散った。瞬間的に繰り出された柏手が、俺の顔面に直撃したのである。
即座に下がろうとするが、手のひら一つで顔面を握り締められている。恐るべき握力に舌打ちしつつ、反撃しようとするがびくともしない。
顔を掴まれたまま一瞬で釣り上げられて、圧倒的な浮遊感に襲われる。成人男性を簡単に持ち上げる腕力は、一女子が容易く出来るものではない。

何よりも恐ろしいのはこれほどの力で握り締められているのに、痛みを一切感じないことだ。 

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「これが親子喧嘩というものですか!」
「ぐっ――」



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posted by リョウ at 18:05| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする