2020年09月10日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第百二十一話」予告編

9月になってもまだ暑いですね(;´・ω・`)>挨拶




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 ――この状況は予想できなかったが、何の予感もなかった訳ではない。
聖王のゆりかごがイリスに奪われて起動していた段階で、聖王オリヴィエを刺激してしまうのは分かり切っていた話だ。そもそもあの船に、荒御魂が縛り付けられていたのだから。
ヴィヴィオやユーノによりゆりかごは鍵の聖王が居なければ起動できない事は判明していたが、イリスによって改造されてしまうと起動もあり得る。代役も用意されていたしな。

決戦に備えてこの怨霊をどうするべきか、当然議論になっていた。

『一時的であれ、那美に封印させる案はどうだ』
『那美おねーさんに聞いてみたけど、あれほど巨大な怨念を鎮めるのは無理だと謝られちゃった。
過去に世界を災厄に陥れた神話級に匹敵する荒御魂だと、震えていたよ。何とか鎮めたいと努力は今もしてくれているけど、間に合わないかな』
『魔法でどうにか出来ないか』
『お前のコネを使いまくって調べてみたけど、難しいな。古代ベルカの時代ならともかく、この現代では幽霊とか妖怪とか出現しないんだろう。
必要とされない力や知識なんぞ、廃れていっちまうもんさ――アタシだってお前らに掘り起こされなければ、眠ったままだったしよ』

 聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトの幽霊の存在は明るみに出ていないので、関係者の中でもごく一部しか伝わっていない。
同じ幽霊であるアリシア・テスタロッサと、常日頃行動を共にしている烈火の剣精アギト。今はこの二人で、極秘会議をしている。
アリサやリニス達も知っているが、アイツラは表舞台のセッティングで忙しい。イリスや黒幕との決戦に向けて、オルティアが主導する作戦会議に連日参席している。

これ以上の不確定要素を増やして彼女達の負担を増やしたくないので、身内で何とかするしかなかった――アリサ達も、気付いてはいるだろうけど。

『そういや本人は今どうしているんだ、リョウスケ』
『海鳴の様子を見てきてほしいと頼んで、厄介払いしてる。あそこはギンガ達――俺の兄妹がいるからな。嬉々として見に行ったよ』
『……家族愛とかに飢えてる感すごいよね、あの人……」

 俺の存在が救いとなっているのか、普段は子煩悩なバカ親なのだが、本質は怨霊なのでどういうキッカケで変質するのか分からない。
那美に聞いた話だが、神話級の荒御魂だと存在するだけで都市レベルが汚染される程の怨念があるらしい。だからこそ那美達のような退魔師が、土地を浄化する役目を負っている。
その点あの女がどういう理屈なのか、俺の中にいる限り怨念が伝染する事はないそうだ。剣に宿っていれば、本人の力にさえなってくれる異端な存在であるらしい。



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オンオフの切り替えが出来るのは不交流の幸いだが、問題はその不幸が起きてしまった場合だ。



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posted by リョウ at 11:58| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする