2020年07月07日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第百十二話」予告編

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 ――この際だからバラしてしまうが、実を言うとラプター型自動人形が完成したのは決戦前夜だった。
オルティア副隊長が厳しく引っ叩いて機体モデルの仕上げまでは行えたのだが、ロールアウトしたのは前夜。ジェイル・スカリエッティ博士が妥協しなかった成果による犠牲であった。
"聖王"なんぞと担ぎ上げられている俺は元々小市民なので、起動事件の一つもせず実戦投入する度胸はなかった。とはいえ、時間そのものがない。

散々悩んだ挙げ句に渋々ではあるが、開発責任者のジェイル・スカリエッティと戦闘機人達に留守を任せるしかなかった――つまり、セッテ達も留守番である。

『一応姉を置いておきますので私は出陣いたします、陛下』
『珍しくハッキリ喋ったと思ったら、一応扱いされている!?』

 本人達からすれば当然かも知れないが、聖王騎士団を名乗るセッテ達から猛烈な反対を食らった。最前線で戦う俺を放置して後方に下がることなど出来ないと、断じたのだ。
司令官の命令は絶対だと本来なら副隊長が律するのだが、元傭兵団出身者は考え方を切り替えて提案する。一部であろうと主力を残すのは、敵に怪しまれると。
ヴィヴィオ達身内を餌にした作戦は、さじ加減が非常に重要だと彼女は指摘する。身内可愛さに厳重警戒すれば餌に釣られず、無防備にしたままだと勘ぐられる。

そのさじ加減こそが、戦闘機人達だった。戦力でありながら敵に侮られている彼女達が、最適であると。

『後方支援用の補給基地を作りますので、騎士団の皆さんはそちらで待機願いします。遊撃部隊として参戦願いますので、臨機応変な対応を求めますがご容赦を』
『ふむ、いい塩梅だと思うよ。私は研究者だ、前線で泥臭く戦う趣味はない。後方でのんびり見物させてもらおう。
それに我々の想定が確かであれば、このCW社にも別部隊が送られてくる公算だ。私の研究成果をこの目で見るいい機会でもある。せいぜい敵を笑ってあげようではないか』
『いい趣味していやがる……特等席で見物させてやる代わりに、同席者くらいは守ってくれよ』
『いいだろう。では一人――チンクに我々の護衛を頼もうか』
『むっ……出来れば私は陛下と共に――』

『CW社を襲撃して速やかに占拠、開発技術を独占して、人質を支配する動きだ。内部工作に長けた者に残ってもらいたいね』

 理路騒然としたジェイル博士の言い分に、チンクはしばし考えたが仕方なく首肯する。その代わり補給基地にトーレの出撃をお願いし、彼女に後を任せた。
俺とオルティアは最前線に出るので、補給基地の責任者はセッテ騎士団長に任命。大切な基地を任されたと大感激して、セッテは強く俺の手を握って拝命した。
喜んでいる彼女には申し訳ないが、こっそり実質的な指揮と補佐をウーノに頼み込む。博士も苦笑いしながら頼んでくれたので、ウーノは溜息を吐いて了承した。

ただチンクは知識や技能こそあるが、肝心の経験がない。そこで、プロにも頼んでおく。

『ノア、お前も残ってチンクと一緒に迎撃してくれ』
『ん、別にいいけど君の傍にいなくていいの? 護衛の子も最前線で戦うんでしょ、君がノーガードになるよ』
『敵はリインフォースを俺にぶつけてくるだろうけど、まあ注意はしておく。お前は、俺の家族を守ってくれ』
『分かった、家族は大事だもんね。お土産よろしく』
『戦場での土産って、敵大将の首になってしまうぞ』


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『君の部屋に飾るね』
『やめろや!?』


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posted by リョウ at 15:14| 大阪 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする