2020年04月10日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第九十九話」予告編

緊急事態宣言により、私もテレワークとなりました>挨拶





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 こちらから相手に攻撃できる手段がなく、相手はこちらに攻撃するつもりはない。つまり、どうにもならないことが判明した。
この家を出て世界中を駆け回って出口の一つでも探してやりたいが、おそらく無駄だろう。結界という魔法技術を知っているので、無駄な抵抗なのは分かる。
本来であればここで硬直状態となるのだが、不幸中の幸いなのは相手が見知った敵である事だ。話が通じる分、獣とは違う。

洗脳されている分際で話が通じているのは変なのだが、リインフォースは一貫して理性的だった。

「私を殺す気がないのであれば、睨み合うのはやめにしないか。愛するお前に睨まれるのは、私としても悲しい」
「その設定はいつまで続けるつもりだ、お前」
「私は自分の気持ちに素直になっただけだ。既に闇の書のほぼ全てを解明されている以上、私の宿業をお前は知っている」
「――本の中身を悪質に弄られて、闇の書は主を暴走させて滅ぼす魔導書と成り果てた」
「その暴走プログラムをナハトヴァールとして生まれ変わらせてくれたのが、お前だ。初期化されたあの子は、無垢なる存在として世を謳歌している。
闇の書が法術によって蒼天の書として改良された以上、主はやても魔導の道を歩むことは永遠にない。守護騎士達も人間として、最後の生を快くまで過ごすだろう。

私の役目は、全て終わった。後は太人あるお前に、私の全てをかけて返していくまでだ。心も体も、お前の望むままとしよう」

 じゃあ死ねと言いたいが、こいつの心の在り方が今ひとつ見えてこないので妙な事は言えなかった。仮に死んでも、俺がここから出られる保証はない。
洗脳されているのに、俺の味方面をする理由もわからない。こいつの話を聞く限りでは正気に戻っているとしか思えないのが、実際問題こいつは俺を閉じ込めている。
確かにここにいる限り俺自身は安全だと言えなくはないのだが、ここでのんびりとしている間に全員死にましたでは話にならない。

イリスはユーリが止めてくれたようだが、事件の真犯人が動き出している。副隊長であるオルティアはまだ何とか生きているが、串刺しにされた重傷では長くもたない。

「俺を愛しているのであれば、さっさとここから出せ」
「愛しているなら、ここから出せないな。お前が真っ先に殺されるだけだ」
「俺を……?」


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「利害の一致、ということだ。洗脳された私はお前を殺し、洗脳されていない私はお前を生かす。本能と理性に分けられるほど単純ではないがな。
お前はここにいる限り死んだも同然であり、真犯人はお前を殺す必要はない。されどお前という存在はここにいる限り、生きている。

どちらとも言えるこの状態こそが、全ての符号を奇跡的に一致させているという事だ」




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posted by リョウ at 22:03| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする