2020年01月11日

「To a you side 第十一楽章 亡き子をしのぶ歌 第八十六話」予告編

本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m>挨拶





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 ナハトヴァールを背負ったユーリ・エーベルヴァインが上空の聖王のゆりかごへと飛んでいったことで、決闘は戦争へと切り替わった。
聖王のゆりかごという最強のロストロギアでもユーリを殺せないと判断したイリスは、ゆりかごという戦力を攻防から防衛へと切り替えていった。
次々と凶悪な威力を秘めた魔力弾をユーリは発射するが、ゆりかごが展開する強大なシールドに阻まれる。自分の攻撃が阻止された時点で、ユーリの活動は一旦停止する。

既に覚悟を決めているユーリに、弱点はない。問題なのは、弱点のないその圧倒的な強さ――出力を強めてしまうと、ゆりかご内部に居るイリスやイクスヴェリアまで巻き込んでしまう。

戦争という局面において、ユーリという少女は優しすぎた。イリス本人が相手であれば迷うことなく戦えるが、決して殺したい訳ではないからだ。
そして決闘であればともかく、戦争において迷いは禁物である。イリスは口頭でこそ頑なに否定しているが、ユーリが優しい子である事は内心分かっている。

だからこそユーリの迷いを見抜いたイリスは、この隙を狙って反撃の機会を伺う。


『マスタープログラム、法術使いをまだ殺せないの!?』
「魔導書に記録されている宮本良介の戦闘データが、役に立ちません。リミッターの解除を提案いたします」
「何だと!?」

 今まで手加減していたのかと一瞬憤慨しそうになったが、すぐに考えを改め直した。俺を相手にこの局面でわざわざ手加減させる余裕なんて、あいつにはない。
リミッターというのは魔導的な封印ではなく、恐らく肉体的な封印だろう。あいつは魔導書のマスタープログラム、システム限界を超えれば今以上の強さを引き出すのは確かに可能だ。
人間という生物にだって、限界を超えないように肉体的なリミッターが掛かっている。御神流にだって、リミッターを考慮しない神速などの奥義がある。

だがシステム限界を超えれば、リインフォースは勝利したとしても力尽きて消滅する。あいつと無理心中なんぞ、ゴメンである。

『……不要よ。貴方は、そのまま法術使いの殺害を主目的に足止めしなさい。そいつをユーリに、絶対近付けないで』
「了解しました」

 イリスはリインフォースの無理心中を命じなかった。それをされれば俺が圧倒的不利になると分かっていて、踏ん切れなかったのだ。
意外に思ったが、同時に納得した。ユーリとキリエの説得が効いている証拠だ。何度もめげずにあいつらはイリスと向き合い続けて、あいつ本人もやはり迷ってしまっている。
ユーリがイリスの父を殺したことには、何か理由があったのではないかと思ってしまっている。キリエに一緒に謝ろうと訴えられて、そうするべきではないかと思い悩んでしまっている。

そして――

『キリエでは、固有型オリヴィエには絶対勝てないわ。キリエを倒した後で、オリヴィエをそちらに向かわせる。合流して、二人で法術使いを殺しなさい。
全ての元凶であるそいつさえ殺せば、何もかも元通りになる。全てを確実に終わらせられるわ!』

 ――心の拠り所を、俺に求めてしまっている。理論も何もあったものではなく、俺に全ての責任を押し付けて現実逃避してしまっている。
愛情と憎しみは表裏一体とは、よく言ったものだ。皮肉にも俺という存在が、あいつの復讐を肯定してしまっている。俺が悪いのだと言い切れば、あいつは正義となるからだ。
だからこそ、俺の殺害だけは絶対やめない。むしろ嬉々として、俺を悪者にしようとしている。ユーリを殺すなんて言っているのは、ユーリを殺せないからこその裏返しに過ぎない。

俺からすれば、いい迷惑である。現実逃避は焦燥を生み出し、俺への憎しみへと転換していった。


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『「黒影のアメティスタ」、起動。法術使いを、集中的に攻撃しなさい』



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posted by リョウ at 22:20| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする