2017年03月04日

「To a you side 第十楽章 田園のコンセール 第二十四話」予告編

FGO。新宿編、嫁のジャンヌオルタちゃんが死ぬほど可愛くて困る(´・ω・`)b>挨拶









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 剣には近代スポーツ等によくある体重別という概念そのものがない。柔よく剛を制すという言葉は柔道だけではなく、剣術や剣道に共通して言える事でもある。
敵の体格が自分より上であっても、剣士であれば劣等感を覚える事はない。剣士は敵さえ斬れば勝利、斬るべき場所に拘りは一切ない。一刀両断は行えなくても、容赦なくぶった斬れる。
刃とは、それほど恐ろしい。仮に子供のチャンバラであっても、武器があれば戦える。圧倒的体格の敵であろうと、刃を持っていればあらゆる場所が急所になり得る。

この教訓を俺は師匠の知識よりも、幼少期の実体験で学んだ。


「まちなさい!」

 ――孤児院時代、俺は体格には恵まれていなかった。俺は顔つきの悪さで怖れられ、アイツは体格の良さで"恐れられていた"。あらゆる子供達が踏み潰され、蹴散らされ、黙らされていた。
ガリとは違って、アイツは多くの異名を持っていた。トラックだと叫ぶ奴もいたし、大牛だと吠える人間もいたし、戦車だというガキまで居た。アイツはそれほどまでに大きな、"女"であった。
子供の肥満自体は、別に珍しい事ではない。生活が豊かな時代になって、子供の肥満は激増していると聞く。アイツが怖れられていたのは、孤児院という極貧な環境で育った怪物だったからだ。

精神面のストレスから過食になるケースも多い。アイツの場合、少なくともガキの頃は常に怒りを撒き散らしていた――貧しい孤児である自分の理不尽を、呪って。


アイツは、飢えていた。あらゆるものに、飢えていた。親がない、家族がない、金が無い、物が無い、服がない、家がない、何もない。だからアイツは、自分以外のあらゆる他人から奪い続けた。
欲しい物は何でも奪い、何でも手に入れる。喰らい尽くして力を手に入れて、また奪う。孤児院の先生達や保母連中も何度も叱責や注意をしたが、奴は決して止めなかった。他人は敵であり、噛み付いた。
持て余した大人達が押し付けたのが、俺の母を名乗る陽巫女。子供の教育にはとことん厳しい女だが、陽巫女は過度なテコ入れは行わなかった。別に、放任主義を気取っていたのではない。


群れを統括するボスにとって、子狼同士の喧嘩に加担はしない。


「はい、まったぞ」
「くっ――いたい!?」
  

 孤児院の硬い床を踏み抜く勢いで追いかけて来た女――俺が"デブ"と呼んでいた敵に一度背を向け、そして振り返りざまにプラスチック製の剣を振るう。巨漢なデブの顔に、痛みの皺が刻まれる。
怯んだ隙を狙って、タックル。ただでさえたたらを踏んでいたデブは、真正面からタックルを食らって背中から倒れる。自分の体重による衝撃で、デブは口から泡を吐いた。
そのまま上に飛び乗って、すかさずビンタ。喧嘩に、男も女もない。その証拠に真下から俺を見上げるデブの顔は、怒りに燃えている。戦意喪失はおろか、戦意を燃え上がらせていた。


強引に大暴れして、伸し掛かっていた俺を振りほどく。流石にこの条件では、体格の差が物を言う。俺を振りほどいたデブは、勢い任せに巨体を持ち上げて立った。



***





「きょうこそ、あんたをころしてやる!!」
「ききあきた」







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posted by リョウ at 09:50| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする